忍者ブログ
日記、アニメ・ゲーム感想、萌え語りなど管理人の発散場所です!
[27]  [22]  [28]  [16]  [29]  [12]  [11]  [10]  [30]  [5]  [6
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

突然ですが、私は恩田陸さんが大好きです♪

恩田さんとの出会いは、何だったかなー(・_・;)
「六番目の小夜子」かな?ハンドルネームはここからとったのではありませんが・・・
文体や雰囲気がとても不思議な感じで、すごく私好みだったのでいろいろ読んでみました。
その中でも、一番のお気に入りは「麦の海に沈む果実」です。
◆ストーリー◆
三月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。二月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。閉ざされたコンサート会場や湿原から失踪した生徒たち。生徒を集め交霊会を開く校長。
図書館から消えたいわくつきの本。理瀬が迷い込んだ「三月の国」の秘密とは?
(講談社文庫 裏表紙より)

以下、ネタばれを含むので続きはこちらからどうぞ!

麦の海に沈む果実 (講談社文庫)麦の海に沈む果実 (講談社文庫)
(2004/01)
恩田 陸

商品詳細を見る

拍手[0回]


まず読み終わったときの感想は、ああ、理瀬はそっちの世界にいってしまったんだ・・・
ということでいっぱいでしたね。
あとは校長先生怖ぇえええ。
記憶を失っている時の理瀬って、本当に聖が言うように、ちょっとおどおどした感じの子で
何も汚れていない女の子という印象を受けました。
ところが話が進むにつれ、校長の交霊会だったり麗子の死(実際には違うけど)だったりで
心身ともに疲れていく彼女を見ていて、なんだかせつなくなりました。
友人の憂理やヨハンも理瀬を励まそうといろいろ話しかけたりしてくれました。
でも、やぱり理瀬は黎二といる時が一番ありのままの自分でいることができて、
二人のシーンは胸が温かくなりました。

冒頭にもある、図書館の張出窓のシーンが好きです。
黎二って理瀬も言ってたように、言葉や態度はぶっきらぼうなんですけど、
とても優しい子なんですよね。こんな少年が、麗子を自分の妹に重ねて
責任を感じているということが、とても悲しかったです。
その彼が死んでしまった時は本当に一瞬わけがわかりませんでした。
そして、理瀬も記憶を取り戻して、ヨハンと共に裏の世界に行くことを決めます。

もちろんブラック理瀬(笑)も格好良くて素敵なんですが、やっぱり
理瀬と黎二の暖かな空気は忘れられません。
理瀬の中では黎二は思い出になっていくのでしょうか。

この話、続編も出ていてそれも過去に読んだのですが、手元にないのです(><)
欲しいぃぃぃぃいいいい!
恩田さんの作品は、なんて言うか哀愁を感じられるんですよ!
べっ、別にそんな年とってるわけではないんですが(・_・;)

大人になって忘れてしまう、少女だったころの気持ちを思い出させてくれる作品でした。
何度読んでもいいです(*^_^*)

他の作品も読んで感想アップしていきたいです!
PR
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
読書メーター
かよこの最近読んだ本
つなびぃ
最新コメント
[07/31 淋雨]
[07/06 こちょお]
[06/25 こちょお]
最新トラックバック
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]

Graphics by まぜわん。 / Designed by Addio.